プロシジャーとしてのオートメーション
プロシジャーとしてのオートメーション
プログラミングにおいては、冗長性を減らすことが良いことであると昔から言われています。 開発中に、プログラム全体を通して同じコード行をコピーしていることに気付いた場合、そのコードは冗長である可能性があります。 冗長なコードを保守するのは非効率です。 今後の更新や編集のために、同じコードへの各参照がどこにあるのかを覚えておくのは、貴重な開発時間の無駄となります。 プログラムの冒頭に参照可能な関数名を使用して関数を作成しておくことで、開発と再利用を簡素化できます。 こうすれば、開発中に同じコーディングロジックが必要になったときに、いつでもその関数を参照または呼び出すことができます。 1つのコードセクションだけを保守する方が、多数のセクションを保守するよりも開発を簡素化できます。
Pega Robot Studio™では、同様のロジックをオートメーションで提供します。 オートメーションの開発中に、論理プロセスが再利用可能な場合は、必要に応じて呼び出す/実行するプロシジャーとしてオートメーションプロセスを作成します。 このプロシジャーに渡すパラメーターを宣言することも、プロシジャーからパラメーターを渡すことも可能です。
オートメーションをプロシジャーとして使用すると、階層のレベルを作成してオートメーションをネスト構造できます。 このような構造にすると、デバッグとテストのプロセスが向上します。 より低レベルのプロセスから先にテストすると、低レベルの反復オートメーションが正しく機能するとわかった状態で高レベルのレビューに進めるので、ある程度確信をもって作業できます。 また、このような構造では、オートメーションを1つの具体的なタスクに特化した短いものにすることが重要です。
プロシジャーとして作成するオートメーションには、命名規則に従って、機能の内容を表す説明的な名前を付けてください。
ベスト プラクティス:
- アダプターの短縮名 + P + 説明的な名前という命名規則を使用します。
- プロシジャーオートメーションは、各プロジェクトのProceduresフォルダーに保存します。
- プロシジャーには、1つのエントリーポイントと、1つ以上のエグジットポイントが必要です。 実行パス内で考えられるすべての終了ポイントで終了するため、複数のエグジットポイントを使用します。
- エグジットポイントには、論理的に意味のあるラベル(Success、Failure、NoResultsなど)をつけます。
- Jumpラベルを使用すると、関係性のあるエグジットパス(Success/Failureなど)をまとめることができます。
- 実行中にエラーが発生した場合は、プロシジャーがそのエラーメッセージを示す文字列値を返すようにします。 ソリューションメッセージを管理および保持するには、メッセージマニフェストを使用します。
- アプリケーション内のどこか別の場所で値が必要となった場合は、プロシジャーがエグジットポイントを使用してその値を返すようにします。
次の画像は、一般的なSuccess/Failureエグジットポイントのシナリオを扱う際の推奨メソッドです。 このオートメーションは、Message Detailsオブジェクトへの変換を必要とする独自のメッセージを生成するだけでなく、Message Detailsオブジェクトを返す別のオートメーションも呼び出します。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
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