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Pega Robot Studioのインテロゲーション

インテロゲーションとは、エンタープライズアプリケーションの基本オブジェクトを公開し、各オブジェクトを一意に識別する技法です。 インテロゲーションを行うと、アプリケーションオブジェクトに対応するコントロールが作成されます。 Pega Robot Studioでは、コントロールと呼ばれるオブジェクトの表現が作成されます。

これらのオブジェクトを使用してオートメーションワークフローを構築し、アプリケーションイベントを監視できます。 アプリケーションアダプターはエンタープライズアプリケーションとの接続を確立するのに役立つ一方、インテロゲーションはアプリケーションとそのオブジェクトのプロパティ、メソッド、イベントを公開します。 インテロゲーションプロセスは、アプリケーションの基盤となるソースコードやプロパティ値を変えるものではありません。

たとえば、ある会社が使用しているCRMアプリケーションでは、従業員が照会を行う前にログインしなければなりません。 ロボティックスソリューションのデベロッパーはCRMアプリケーションのログインプロセスを自動化する前に、CRMアプリケーションのログイン画面でコントロールのインテロゲーションを行う必要があります。 ロボティックスソリューションのデベロッパーは、ユーザー名フィールド、パスワードフィールド、ログインボタンのインテロゲーションを行います。

インテロゲーション後、Pega Robot StudioにはCRMアプリケーションのオブジェクトの表現が表示されます。

Screenshot showing the hierarchy of interrogated objects from the CRM application in Pega Robot Studio

オブジェクトをインテロゲートすると、Pega Robot Studioはオブジェクトの属性(マッチルール)を保存します。 ソリューション内でこのアプリケーションが実行されるたびに、ソリューションはアプリケーションのオブジェクトプロパティ値を、インテロゲーションオブジェクトの保存されているマッチルールの値と比較します。 値が一致すると、オブジェクトがマッチングされ、オートメーションが続行します。

インテロゲーションに関するベストプラクティス

  • ビジネスケースに必要なコントロールをすべてインテロゲートします。
  • すべてのオブジェクトをメソッドテストして、オートメーションがオブジェクトとやり取りできるか確認します。
  • インテロゲーションを使用して、プロジェクトで使用されるアプリケーションにデベロッパーがアクセスできるようにします。
  • インテロゲーションを使用して、アプリケーションコントロールの予備インテロゲーションを実行します。
  • 特定の要件を満たすためにインテロゲーションプロセス(あるいはプロジェクト自体)の調整が必要となる可能性のある、インテロゲーションに関する問題をデベロッパーが事前に把握できるようにします。
  • 問題を先に見つけて、ソリューション開発前に開発時間を短縮します。

このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。

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