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MLPのサイジング

MLPの見積もりとサイジング

このトピックでは、Pega Expressの手法を用いて、MLP(Minimum Lovable Product)をどのように見積もってサイズを決めるかについて説明します。 2つのツールでMLPのサイズを見積もることができ、 それぞれで最初の見積もりとさらに正確な見積もりができます。

次の方法があります。

  1. App Studio内でEstimator関数を使用する
  2. Case Type Backlogスプレッドシートの「Reference sizing」タブを使用する

Case Type Backlogツールとプロジェクトをサポートするその他のリソースは、Pega Express Delivery Resources(デリバリーリソース)ページでご覧いただけます。 (プロジェクトで使用するには、ツールを検索してリンクをクリックし、ダウンロードして名前を変更するか、保存する必要があります)

MLPのサイジングのメリット

見積もりとサイジングを行うと、チームがMLPを構築してデリバリーするために必要な時間と労力がわかります。  出した見積もりによって、これが取り組むべき適切なMLPであるという自分の判断を再確認できることもあります。 また、Microjourney™をさらに小さく、もっと管理しやすいように分割すべきだと分かる場合もあります。 MLPのサイジングを行うことで、チームは十分なリソースが用意されているか、作業をサポートする準備ができているかを検証できます。

ヒント: Pega Expressを使用すると、最初の見積もりで全体像を把握できます。 サイジング段階でその見積もりを調整して、計画の実施に必要なリソースをもっと条件に合わせて正確な合計を出します。

次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。

App Studioを使用した見積もり

3つの柱をApp Studioに直接取得すると、次の図に示すように、App StudioのEstimator関数を使用して、ソリューションの構成に必要な作業量を見積もることができます。

Estimating Using Pega 8.5

Case Type Backlogツールを使用した見積もり

「Microjourney documentation」(Microjourneyの文書化)のトピックで説明されている重要な情報を入力すると、Case Type Backlogスプレッドシートを使用してMLPのサイズを簡単に見積もることができます。 見積もりが完了すると、Case Type Backlogワークブックの「Reference Sizing」タブに、当初のMLPリソースと作業量の要約が表示されます。

次の画像は、見積もり結果の例を示しています。

Case Type Backlog Estimation

見積もりの解釈

最初の計算が起点となります。 理解が深まったら、見積もりを調整します。 スタッフィングモデルは、最初の見積もりとサイジングを作成および解釈する際に考慮すべき点に関するガイダンスです。 利用可能なチームメンバーとプロジェクトの完了に必要な時間の両方を考慮してください。 クライアントは多くの場合、プロジェクトのスタッフィングをサポートするリソースを提供します。

スタッフィング

スタッフィングとは、MLPを確実にデリバリーできるようにする上でプロジェクトに必要な人員に割り振られる役割の種類です。 次の表に、一般的なプロジェクトリソースの役割と機能の例を示します。

プロジェクトリソース

ロール 説明
EL/PDL/PM プロジェクトデリバリーリード:プロジェクトの実施を管理する。ガバナンスとプロジェクト全体の成功に責任を負います
LSA リードシステムアーキテクト:プロジェクトに技術的な指示や指導を与えます
SSA シニアシステムアーキテクト:フローの作成と変更、デシジョンテーブルとデシジョンツリーの作成、ハーネスセクションの構成、テストケースの設計を行います
SA システムアーキテクト:フローの作成と変更、デシジョンテーブルとデシジョンツリーの作成、ハーネスセクションの構成、テストケースの設計を行います
LBA リードビジネスアーキテクト:企業を代表して指導を行います。 要件を把握し、優先順位を設定します。また、DCOを通じて共同作業セッションを推進します。
SBA シニアビジネスアーキテクト:要件を把握し、優先順位を設定します。また、DCOを通じて共同作業セッションを推進します。
BA ビジネスアーキテクト:要件を把握し、優先順位を設定します。また、DCOを通じて共同作業セッションを推進します。
XD エクスペリエンスデザイナー:ユーザーエクスペリエンスデザインと無駄のないユーザビリティテストを重視して設計します
UID UIデベロッパー:ユーザーインターフェイスを構成およびテストします

 

クライアントは、プロジェクトリソースとして内部チームメンバーも必ず用意します。 共同制作が必要な場合など、企業は、デリバリーチームのメンバーとして参加できるPegaアプリケーションでトレーニングと認定を受けた内部リソースを特定し、用意していることもあります。 次の表に、クライアントリソースの例を示します。

クライアントリソース

ロール 説明
プロダクトオーナー 構築する機能に優先順位を付ける企業の代表者
スクラムマスター 毎日のスタンドアップコールなど、毎日のスクラム活動を指導
テストリード クライアントのテストサイクルを管理
テスター エンドツーエンドのテストとユーザー受け入れテストを完了するクライアントチームのメンバー
認定Pega BA Pega BA認定を取得したクライアント側のビジネスアーキテクト
認定Pega SA Pega SA認定を取得したクライアント側のシステムアーキテクト

プロジェクト時間

前の図に示すプロジェクト時間の見積もりは、プロジェクト期間を週単位で測定し、プロジェクトの完了にかかる時間を示しています。

  • 推定合計時間数。 この時間には、テストと強化など、準備フェーズと開発フェーズに必要な時間が含まれます。 
  • Pegaプロジェクトチームメンバーの推定作業時間数。
  • クライアントの内部チームと共同制作リソースに対して見積もられた作業時間数。

より正確なMLPのサイジング

Case Type Backlogを使用してより正確なスプリントサイクルとリソースプランをモデル化するには、Pega Express Delivery Resources(デリバリーリソース)ページにあるサイジングシートに見積もりをインポートすることができます。

  1. サイジングシートのスプレッドシートをダウンロードします。
  2. 「Import Case Type Backlog」をクリックします。 
  3. サイジングシート内の2つ目のタブに記載された指示に従って、スプリントとリソース計画をモデル化します。

インポート機能は、タイトルとバージョンリファレンスの下にあります。 次の図を参照してください。

CTBImport

App Studioバージョン8.5以降を使用している場合は、代わりに次の手順に従ってください。

  1. サイジングシートをダウンロードします。
  2. MLP用にPega 8.5からEstimator形式でエクスポートします。
  3. Case Type Backlogのインポート機能を使用して、ファイルをサイジングシートにインポートします。
  4. サイジングシート内の2つ目のタブに記載された指示に従って、スプリントとリソース計画をモデル化します。

詳細な手順は、Pega CommunityのPega Express Delivery Resources(デリバリーリソース)ページでご覧いただけます。

次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。


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