データトランスフォームとデフォルト値
Pega Platform™のデータトランスフォームは、あるフォーマットまたはクラスのソースデータを、別のフォーマットまたはクラスのターゲットデータに変換します。 データトランスフォームは、ケースに関連付けられたデータの初期化、操作、マッピング、変換に使用されます。 Dev Studioでは、プロセスフローからデータトランスフォームを呼び出すことができます。 また、データトランスフォームを使用して、プロパティのデフォルト値を設定することもできます。
補足: App Studioでのデータトランスフォームとその設定の詳細については、「データトランスフォーム」を参照してください。
フローにおけるデータトランスフォームの呼び出し
Dev Studioでプロセスを開くと、フローからデータトランスフォームを呼び出すことができます。 フローで、コネクターをクリックして「Connector properties」ウィンドウを開きます。 次の図に示すように、「Set properties」セクションで、「Apply data transform」を選択します。
もう一つ別の例を考えてみましょう。 自動車修理の親ケースには、必要な修理を管理する子ケースが含まれます。 子ケースには提供可能なアイテムやサービスのメニューが単価を含めて記載されます。 提供するアイテムやサービスは親ケースにコピーして請求書を発行します。 データトランスフォームを使用して、提供可能なアイテムとサービスのリストを反復処理し、ゼロより大きい数のエントリーのみをコピーします。 自動車修理のケースの例を次の図に示します。
デフォルトのプロパティ値のためのデータトランスフォーム
データ初期化ページは、pyDefaultデータトランスフォームを更新します。 可能な限りデータ初期化ページを使用し、より複雑なデフォルト値にはpyDefaultデータトランスフォームを使用することがベストプラクティスです。 ケースタイプのビューを初めて作成するときに、Pega PlatformではpyDefaultとpySetFieldDefaultsのデータトランスフォームが作成されます。 新しいケースを作成すると、pyDefaultデータトランスフォームが呼び出され、そのケースのデフォルト値が設定されます。
補足: pyDefaultデータトランスフォームは、pySetFieldDefaultsデータトランスフォームを呼び出します。 pySetFieldDefaultsデータトランスフォームは、ビューの設定時にシステムによって変更されます。 システムアーキテクトは、ビュー構成時にシステムによって適用された変更としてpySetFieldDefaultsデータトランスフォームを変更しないでください。これらの変更は上書きされるリスクがあります。
App Explorerでは、次の図に示すようにpyDefaultおよびpySetFieldDefaultsデータトランスフォームにアクセスします。
たとえば、次のpyDefaultの設定の画像では、「First Name」(.FirstName)および「Last Name」(.LastName)のフィールドがOperatorIDクリップボードページのpyFirstNameおよびpyLastNameに設定されています。
上記の例のデータページを参照するには、Pages & Classesタブにエントリーを追加する必要があります。 次の画像は、Pages & Classesタブに追加されたOperatorIDデータページを示しています。
式は、データトランスフォームで値を設定するためにも使用できます。 たとえば、次のpyDefaultの設定の画像では、「Date of Travel」(.DateofTravel)フィールドが@CurrentDateTime()
関数を使用して現在の日付に設定されています。また「Date of Return」フィールドは、@addCalendar(.DateOfTravel, "0", "0", "0", "7", "0", "0", "0")
関数を使用して現在の日付から7日後に設定されます。
補足: これらの関数の詳細については、「Building expressions with Expression Builder」を参照してください。
以下のインタラクションで理解度をチェックしてください。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
If you are having problems with your training, please review the Pega Academy Support FAQs.