他のレポートからデータを参照して、時間を節約してレポート作成のプロセスを強化します。 別のレポートをフィルターとして使用して、レポートに特定のデータを含めたり除外したりできます。参照するレポートはサブレポートとなり、メインレポートにデータが提供されます。 結合フィルターを使用することで、複数のクラスからレポートディフィニッションを参照できます。 たとえば、企業の財務報告書に、最新の従業員の経費をフェッチするプロパティを持つサブレポートを含めることができます。 このアプローチにより、最近の経費がどのように企業の予算に影響を及ぼしているのかを示すように、メインレポートの内容をフィルターすることができます。

始める前に:

サブレポートとして使用するレポートディフィニッションを作成します。 詳細については、「Creating advanced reports」を参照してください。

  1. Dev Studioのナビゲーションパネルで「Records」をクリックし、次に「Reports」>「Report definition」の順でクリックします。
  2. レポートディフィニッションのリストで、メインレポートとして使用したいレポートディフィニッションをクリックします。
  3. Queryタブの「Edit columns」セクションで、メインレポートの内容を定義します。
    詳細については、「Report definitions」を参照してください。
  4. メインレポートにサブレポートを追加する。
    1. 「Data Access」タブの「Sub-reports」セクションで、「Add sub-report」をクリックします。
    2. Prefixフィールドで、メインレポートで参照したいサブレレポート対して一意のエイリアスを入力します。
      システムは、正しいサブレポート参照するためにプレフィックスを使用します。

      下記のような例があります。

      「SUBREPORT1」と入力します。
    3. Class nameフィールドで、サブレポートが適用されるクラスを指定します。
    4. Nameフィールドでサブレポートを選択します。
  5. サブレポートの機能を定義します。
    1. 「Configure」をクリックし、「Configure sub-report use」ダイアログボックスの上部で、表示するサブレポートの行数を指定します。

      下記のような例があります。

      市区町村名や郵便番号など、複数の行を含む住所データをフェッチしたい場合は、「More than 1 row」を選択します。
    2. オプション: メインレポートのどのフィールドがサブレポートのデータを参照するのかを指定するには、「Where will you use this sub-report?」 セクションで、具体的なチェックボックスを選択します。

      下記のような例があります。

      「Query」タブの「Edit columns」セクションのデータを参照するには、「Columns to include」チェックボックスを選択します。
      デフォルトでは、「Right hand side of the filter conditions」チェックボックスが選択されています。
  6. 「How will you join rows in the reports?」セクションで、結合条件を指定します:
    1. 「Add join condition」をクリックします。
    2. 「Sub-report column」リストで、メインレポートと一致させたいサブレポートプロパティを選択します。

      下記のような例があります。

      「Label」を選択します。
    3. Valueフィールドで、サブレポートプロパティと一致するメインレポートのプロパティを選択します。
    4. 「Do not match rows」リストで、システムがデータを結合する方法を選択します。

      下記のような例があります。

      サブレポートとメインレポートから一致するレコードをフェッチするには、「Include only matching rows from both reports」を選択します。
    5. 「Submit」をクリックします。
  7. レポートディフィニッションの右上隅の「Save」をクリックします。

次にすべきこと:

「Actions」>「Run」の順にクリックして、レポートのテストを実行します。