条件付きの実行
ビジネスプロセスが単純明快なパスをたどって完了に至ることはまれです。そのため、Pegaビジネスアーキテクトは、完了に向けてバリエーションや例外を理解し、計画を立てる必要があります。 たとえば、ケースのパスは、ローンの金利を決定するクレジットスコアの値などの条件の評価や、FSP（frequent-shopper program）への登録などのユーザーによる単純な意思決定に依存する場合があります。
ワークフローでオルタネートパスを柔軟に進めるのは、ビジネスプロセスマネジメント（BPM）の基礎です。 Pegaビジネスアーキテクト（BA）として、変革に参加するビジネスプロセスは、1つまたは複数の条件の評価に基づいて、ケースがとるさまざまなパスを考慮する必要があります。
このトピックでは、条件付き実行のためのPegaの機能であるWhen条件ルールについて説明します。
When条件ルール
When条件ルールは、フィールド値間の比較を伴うブール値ロジックステートメントを評価して、trueまたはfalseを返します。 When条件ルールは、1つのフィールドまたは複数のフィールドを評価するように設定できます。 たとえば、求人応募者が10年以上の経験を持ち、フランス語が堪能な場合、When条件ルールがTrueを返すとします。
各When条件ルールは、次の3つの要素で構成されています。
- 実行時に比較する入力値（ユーザーが入力したフィールドの値など）。
- 比較演算子は、たとえばis greater thanまたはis equal toです。
- 条件からの入力値と比較する値。 この値は、入力した定数または他のフィールドへの参照にすることができます。
次の画像で「+」アイコンをクリックすると、Pega Platform™でのWhen条件ルールの設定に関する詳細が表示されます。
When条件ルールの実装
When条件ルールは、アプリケーション全体の複数の場所に実装できます。 一般的に、When条件ルールは以下を決定するために使用されます。
- ステージをスキップする場合
- プロセスをスキップする場合
- プロセスで実行されるステップ
When条件ルールは、ケースタイプ内の単一のコンテキストで使用するために、App Studioで直接作成できます。 このインスタンスでは、実行時にケースの動作を制御するカスタムWhen条件ルールを作成します。
または、When条件ルールはシステムアーキテクトがDev Studioで作成できるため、When条件ルールを1つのケースタイプの複数の場所に実装したり、アプリケーションに関連付けられた複数のケースタイプで再利用したりできます。 Dev Studioで設定されたWhen条件ルールを実装するには、Existing条件を選択し、次にWhen条件ルールを名前で選択します。
アプリケーション全体でWhenルールを作成およびグループ化することで、非常に複雑なビジネスワークフローにも対応する、高度なアプリケーションロジックを作成できます。
以下のインタラクションで理解度をチェックしてください。