UseKeysプロパティ
UseKeysプロパティ
Pega Robot Studio™でプロジェクトを構築する際には、ユーザーインタラクションに対してアプリケーションがどのように応答し、動作するかに注意を払う必要があります。 そのような注意すべきものの1つに、クローン可能なオブジェクトや同時に表示される同じオブジェクトの複数インスタンスがあります。 その一例として、同時に複数回同じアプリケーションにログインしているユーザーが挙げられます。
別の例として、当社のトレーニングソリューションCRMアプリケーションがあります。 CRMアプリケーションは、マルチドキュメントインターフェース、またはMDIと呼ばれる技術を使用します。 アプリケーションはMDIにより、フィールドのさまざまな値を表示するテンプレートウィンドウを生成できます。 次の画像はそれを示したものです。
CRMアプリケーションは、すべての顧客に対して同じウィンドウを生成するため、ユーザーは一度に複数の顧客の作業を行うことができます。 ユーザーが複数の異なるアプリケーションを使用して同時に複数のアカウントを開いている場合、そのことがあなたのソリューションにどのような影響を与えるか考えてみてください。 すべてのアプリケーションが同時に同じアカウントを参照するようにするには、アカウントをどのように区別したらいいでしょうか。
Pega Robot Studioは、すべてのインテロゲーションコントロールのキープロパティを作成し、ランタイムでオブジェクトを一意に識別します。 キープロパティには次の2つの値があります。
値 | 説明 |
---|---|
Relative | Pega Robot Studioは、値がActiveかNullかを判断 |
Absolute | Pega Robot Studioは、オブジェクトのGUID(グローバルユニークID)を使用 |
たとえば、CRMアプリケーションで各CRMChildウィンドウが開かれると、Pega Robot Studioは、各ウィンドウのキーに絶対値を自動的に割り当てます。 キーは、ウィンドウとウィンドウ内のすべてのオブジェクトを一意に識別します。 以下に示されているように、Pega Robot Studioは、アクティブなウィンドウのキーをACTIVEと指定します。
ただし、複数のアプリケーションで、1つのソリューションを通じてGUIDを使用することは維持が容易ではありません。 そこでPega Robot Studioでは、オブジェクトに自身のキーを割り当てられます。 このようにするためには、クローン可能なオブジェクトのUseKeysプロパティを変更する必要があります。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- UseKeysプロパティ v1
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