マッチルールの一般的な問題
マッチルールの一般的な問題
マッチルールの一般的な問題の1つは曖昧一致です。 曖昧一致は、デフォルトのマッチルールが1つのターゲットを識別できない場合に発生します。 このエラーは一般に、ターゲットに関する情報が、アプリケーション内の他のターゲットから区別するために十分でない場合や、複数のターゲットが同じ情報を共有している場合に発生します。 曖昧一致が発生した場合、オブジェクトが一意にマッチしないとインテロゲーション中にメッセージが表示されます。
また、Adapter Designウィンドウの「Target」フレームに複数のターゲットが表示されます。
曖昧一致はいくつかの状況で起こりがちで、ジェネリックコントロールやButtonクラスのオブジェクトなどでよく発生します。 この2つの曖昧一致は発生する頻度が高く、良い例になります。
ジェネリックコントロール
Pega Robot Studio™は各ターゲットを識別するために最大限の努力を払います。 たとえば、Windowsアプリケーションでテキストボックスをインテロゲートする際には、ユーザーがオートメーションでオブジェクトを完全に使用できるようにするため、Pega Robot Studioは、継承プロパティ、メソッド、イベントのすべてを使用してオブジェクトをテキストボックスとして識別しようと試みます。 場合によっては、Pega Robot StudioはターゲットをベースWindowsまたはジェネリックコントロールとしてしか定義できません。 これらのコントロールは、アプリケーション内で使用できる全機能のサブセットであるプロパティ、メソッド、イベントの基本セットを持ちます。
Buttonクラス
ウェブアプリケーションをインテロゲートする際、HTMLは大半のボタンをオブジェクトとして分類します。 ボタン、ラジオボタン、チェックボックスにかかわらず、が唯一の定義項目です。 唯一の違いは、それぞれを区別するためのオブジェクトのテキスト値やID値です。
マッチング問題の解決方法
Pega Robot Studioは、マッチング問題の解決のために「Debug Matching」と「Replace Control」という2つのメソッドを提供しています。 これらの項目はいずれも、インテロゲーション中にInterrogation Formのドロップダウンボックスに表示されます。
Debug Matching
「Debug Matching」は、インテロゲート済みのコントロールを再検証して、オブジェクトを一意に識別できない現行のマッチルールを強調表示します。 それを受けて、デベロッパーは「Adapter Match Rule」タブでオブジェクトのプロパティを調べて、マッチング問題を解決する上での、失敗したルールの編集の必要性や、オブジェクトに新しいマッチルールを追加する必要性を判断できます。
「Debug Matching」オプションを使用する前に、Object Hierarchyで失敗したオブジェクトを選択し、Targetアイコンをクリックしてアプリケーション内の選択したコントロールにドラッグする必要があります。 そうすることで、問題解決に向けて、Debug Matching機能を指定したコントロールに切り分けることができます。
Replace Control
「Replace Control」を使用すると、デベロッパーが現行のマッチルールを削除し、新しくインテロゲートされたマッチルールに置き換えることで、階層内のコントロールを完全に置換できます。 インテロゲートされた親がルールのマッチングに失敗した場合、このようにできることは、デベロッパーにとって便利です。 親を置換すると、そのコントロールを使用しているすべてのオートメーションが更新され、子が変更されていないと仮定して、子が自動的にマッチします。
Debug Matchingと同様、Object Hierarchyでオブジェクトを選択してから、Targetアイコンをアプリケーション内の切り分けたコントロールにドラッグする必要があります。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- マッチルール v1
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