ウェブベースのマッチルール
ウェブベースのマッチルール
ウェブアプリケーションでは、要素やコントロールを識別するために使用できる永続的データは、HTMLタグです。 これらのタグは、Pega Robot Studio™が要素を一貫してマッチングできる標準形式を提供します。 各オブジェクトタイプに一意に関連付けられたウェブベースのデフォルトのマッチルールが存在する一方で、デフォルトのウェブコントロールマッチルールも存在します。 デベロッパーは、オブジェクトマッチルールが機能しない場合にこれらのルールのいずれかを使用できます。
以下は、ウェブオブジェクトのデフォルトのマッチルールの例です。
オブジェクト名 | ||
---|---|---|
Anchor
|
Image
|
Table
|
Form
|
Input
|
Table Data Cell (TD)
|
Pega Robot Studioがウェブオブジェクトルールのみに基づいてコントロールをマッチングできない場合には、以下の標準のデフォルトマッチルールが使用されます。
- Attribute Value
- Control Children
- Element ID
- Element Index
- Element Inner Text
- Element Path
Pega Robot Studioは上記のマッチルールを1つ以上使用し、ウェブオブジェクトのマッチルールも組み合わせて、ターゲットをマッチングします。
Element ID
最もよく使用されるデフォルトのマッチルールは、Element IDマッチルールです。 HTMLは、ウェブページの各オブジェクトにユニークIDを指定するため、結果としてPega Robot Studioはこのルールを最も頻繁に使用します。 しかし、トラブルの原因となる可能性があるインスタンスもあります。
デベロッパーが、ウェブページに、あらゆるオブジェクトのElement IDを指定させると、べージが読み込まれるたびにオブジェクトの新しい要素IDが作成されます。 このため、最初のインテロゲーションで、Element IDルールに初期値があることがあります。 ソリューションをテストすると、アプリケーションの実行時にオブジェクトは失敗します。これは、Element IDが変化したためです。
Attribute Value match rule
すべてのHTMLタグには事前定義されたプロパティや属性があり、デベロッパーはそれらを使用して類似したタグを区別します。 ウェブデベロッパーはどの属性を使用するか、いつ使用するか、属性にどの値を適用するかを選択できるため、デベロッパーは、Attribute Valueマッチルールを使用して一意の属性と値を定義できます。
Element Indexマッチルール
Element Indexマッチルールは、同じタイプの他のタブに相対的な、コントロールのHTMLタグのインデックスを生成します。 インデックスはゼロから開始します。 ウェブページに3つの
タグが存在する場合には、最初のタグのインデックスは0、2番目が1、3番目が2となります。 このルールは最後の修正として慎重に使用してください。 ウェブページは非常に動的で、インデックスは頻繁に変化することがあります。
Element Pathマッチルール
Element Pathマッチルールは、インテロゲーションオブジェクトを囲むHTMLタグのルーティングです。 インテロゲーション中にSelect Element関数を使用すると、コンテキストメニューにインテロゲーションオブジェクトのElement Pathが表示されます。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- マッチルール v1